無意識に日々働くことの危険性
ツイッターを何気なく眺めていたら、 インフルエンサーであるえとみほさんが下記のようなつぶやきをしていました。
いわゆる「草食系ブラック企業」問題ですね。仕事は楽だけど、スキルはつかない。なまじ楽だから早いうちに転職にも踏み切れない。気づいたら潰しのきかない中年になってる。 https://t.co/ZbZIyDppcB
— えとみほ☝️🧐✨ (@etomiho) September 16, 2019
将来的に自分が潰しのきかない中高年に
なってないか?
って自分に問いかけてほしいです。
最近、学生さんの相談に乗っていると、
『就活軸は福利厚生面、働く環境、
安定性』
を第一に挙げる方が多いです。
別に悪いとは言いません。
ただ、そういった学生に
入社してどんなことしたい?
どんなスキルを身に着けたい?
と聞いたら何も考えていない方の
多いこと・・・。
就職したことがないのでしょうがない
部分あるのですが、なんとなく働いて
ゆくと、
社会から必要とされない人材になるリスク
があるよ!
と言いたいです。実際にいろんな会社を見ると社内で邪魔者扱いされている中高年の方はかなり多いです。そういった方って、部署間で押し付け合いになってたりするんですよね。本人も分かっているのか、
定年まであと少しの辛抱・・・。
なんて言いながら、日々をしのいでる方の多いこと。そんなモチベーションだから仕事の成果も良い訳ないですよね。これからの時代は今と違い、クビも容易になってゆくかもしれません。そうなると安定性を求めるのであれば他社でも通用する人間にならないと苦しくなると思います。そうなるためにも
自分が社会に対して売り込める武器や実績が何なのか
を明確に 言葉にして言えるようにしてほしいです。そうなると常に自分のスキルを磨きながらアップデートしなきゃという意識を持ったうえで、日々行動するようになると思うんですよね。だから、学生さんには30年後しまったとならないように
自分が社会に放り出されても必要とされる人間になるには?
と日々問い続けながら生活してほしいなと思います。きっと、その日々の問いかけが30年後大きな差になると思います。
選択一つで変わる年収のリアル
あなたは就職の際に年収って重視しますか?
興味がある方、無い方も
進む方向性で格差が生じる
という残酷な事実は把握しておきましょう。
今日は、年収格差が出てくる2つの要素をざっくりお話します。
(1)業種
まずは、業種です。下記の表を確認ください。
年収の高い業界ランキング(出典:グローバルウェイ)
医療業界と繊維製品業界では平均年収が300万近く開きがあります。
ちなみに今人気のIT業界の年収は460万だそうです。※年収が高く見えても平均年齢が高いことが理由の場合もあります。
ただ、年収が高いってことは求められるアウトプットハードルが高かったり、
働き方がハードだったりすることもあるのでそこはご注意ください!
(2)地域格差
下記の表は県ごとに整理したものです。
こちらも1位の東京と最下位の秋田で比べると200万近い格差があります。東京は物価が高いから年収が高いんだという意見も聞くのですが、東京の場合は交通や輸送コストが安かったりします。田舎に行けば車を前提とした生活になったりと、意外と高くつく部分も多いので僕は生活コスト的な部分は田舎暮らしのほうが高くつくこももあり得ると思います。新卒の場合は寮などを安く提供している場合もあるので、賢く利用しましょう。僕は、若いうちは日本の中心でもある東京で働くことで色々と吸収し、地元に戻ることをお勧めします。僕は九州に戻った際に、スピード感や意思決定の流れが違いすぎて驚きました。(悪い意味で)情報格差も凄いです。
また、32歳で転職をした僕の時の体験談を話させてください。
転職前:東京本社の内装大手 営業職で年収600万でした。
転職先を本社所在地と勤務地事に探した場合の年収提示額を下記に記載します。
(1)東京勤務:年収提示額 550万~750万
(2)東京本社企業の福岡勤務:年収提示額 500万~650万
(3)福岡本社の福岡勤務:年収提示額 350万~500万
(4)その他九州本社の福岡勤務:年収提示額 280万~450万
こんなに振れ幅があるんです。最初に年収額を見た際はかなり驚きました。
将来的に親の介護など色々な事情があり東京から地元へ帰らなければ
ならない方も居ると思います。そういった方はこんな現実があるんだ
と頭に入れていただければと思います。
いかがでしたでしょうか。
他にも日系企業と外資系、職種など年収格差が出る選択はたくさんあります。
自分なりに調べてみてください!
ブラックな職場の見破り方
ブラック企業では働きたくないですよね?
それは30になる僕も一緒です。でもどうすれば見破れると思います?
少しでも見破れるヒントになればと思い今日は書かせていただきます。
ポイントを5つに絞ってみました。
1.口コミを調べる
これは絶対です!やはり前職、在職中の企業も含め口コミをよく見ますが・・・結構当たってます。オープンワークはすごく参考になります。退職理由や入社後のギャップなどを見ると良いと思います。
あとはグーグルで検索する予測ワードを見てみてください。 びっくりするようなワードが出てくることもあります。
2.OB訪問で聞く
気になることは率直にOBに聞いていきましょう。口をつぐんだり、言いよどんだり、その辺のニュアンスも含め観察してゆきましょう。覚悟してきてね的な発言がある場合は労働環境に何かしらのネックがあるはずです。
3.会社を訪れた際
取引先との会話や会社を出入りする人たちの行動、会社の掲示物や社内から聞こえてくる会話・・・。とにかく五感を研ぎ澄まし感じてください!どこかにヒントが落ちています。
4.面接官
面接官の発言や所作、態度・・・。つぶさに観察してみてください。色々なところにヒントがあります。この人が上司になるかもという視点で見ると何かが見えるかもしれません。
5.求人票
求人票からも読み取れる部分もあります。基本給安くないですか?みなし残業は何時間分入っていますか??基本給を明記せず、月給表記だけの企業は確認するようにしてください。意外とみなし残業が含まれている場合が多いです。最近は新卒入社3年以内の離職者数を載せている企業もありますので注意深く見てみましょう!
ただ、最後に言いたいことが一つ。ブラック企業だからといってあなたにとってブラックかは分からないので、そこは自分で考えて判断しましょう!
これから就活を始める学生へ
いきなりインターンシップなど行動するのも良いですが、それが原因で失敗する可能性もあるんです!今日は早めに動くメリットと注意点を3点お伝えします。
1.始めるなら早めに
就職活動は椅子取りゲームです。初めのうちはたくさんの選択肢があるのですが、遅くなればなるほど選択肢が減ってゆきます。もっと具体的に言えば 人気職種、人気企業ほど早く無くなってゆく ということです。また、どの業界や職種が向いているか早期に判断できるかもしれません。
早めに行動するもう一つの利点は、面接などは慣れという要素が大きいということです。早いうちから実践に臨むと周囲より早く上達します。そこが面接の場で他学生との差として出ます。
2.進むべき方向性を早期に固める
はじめは分からいと思うので、説明会などで色々な業界を見ても良いかと思います。ただ、「こういった判断軸で会社を決める」といった判断軸は早期に作るようにしてください。はじめはITだったけど、よく考えると商社だったかも、いやメーカーが・・・。
なんて具合で右往左往しているうちに選択肢も無くなり、気づけば9月・・・といった先輩もたくさんいらっしゃいます。しっかりと就活の方向性と判断軸を早期に形成しましょう。
3.強味を把握する
キャリアガイダンスなどに参加するとよく自己分析をしましょうと言われると思います。そこでポイントがあります。何が強味(自分の武器)なのか把握しましょう。ただ、社会に出て発揮できる強味を把握するという前提は忘れないでください。強味を押さえたら、「その強味を活かすとどんな働き方ができる?」、「それが活かせる環境ってどの会社だろう?」という部分をしっかりとイメージし、言葉にしてください。そうすることにより会社選びの際の一つの判断軸ができます。
今日は以上の3点を伝えさせていただきました。いかがでしたでしょうか?何から手を付けてよいかわからない際は、まずは、強味を把握し、行動する(イベント参加など)ということを心掛けてみてください。